●中将
もっとも大きな特徴となっているのは、眉の付け根に寄せられた二本の縦の皺状です。この手法が秀麗な表情のなかに一抹の哀愁を感じさせるのです。この哀愁は、死後修羅道におちた者に課せられた永遠の闘争にさいなまれ続ける悲劇の主人公たち、すなわち平家の公達たちが背負っている悲哀とつながっています。こうした原因から、業平を主人公とする『小塩』『雲林院』はもちろんのこと、平安初期の貴族にあこがれた平家の公達を主人公とする『清経』『忠度』『通盛』などにも使います。したがって、平太が勝修羅の面なら、中将は負修羅の面ともいえましょう。また平太と中将とは、それぞれ源氏・平氏の武将の面とも考えられます。
サイズ 縦 20.5cm 横 14cm
素人撮影のため光の加減で写真によっては色味が異なって見える場合がございますが、購入後、一切使用することなく暗所で保管していましたので、素人目ですが傷や汚れなどは見受けられない美品です。
また紐を通すところが多少擦れておりますがこれは使用されていた本物の証と思われます。
素人出品のため詳細な情報はわかりかねます。
複数枚写真を載せておりますので購入前にお調べいただき、ご納得してからご購入お願いいたします。
経年品ですので神経質な方はご遠慮いただき、それをご理解いただける方、よろしくお願いいたします。
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